歌の達人:島倉千代子さんの「からたちの小径」に感動
合気道のニュースではありませんが、島倉千代子さんの歌に対する姿勢に「武道」の心を感じました。
歌手の島倉千代子さんが11月8日肝臓がんのため亡くなりました。亡くなる3日前に収録した新曲「からたちの小径」と本人のメッセージが14日の葬儀の時に流されました。
私はこの曲を聴いてすごい!素晴らしい!と感動しました。
「お千代さん」で愛された彼女の歌は子供の頃から好きでしたが、最後の力を振り絞って歌われたこの「からたちの小径」はとてもリズミカルで、島倉千代子さん独特の可愛らしくも切ない声はとても死を直前にした人とは思えない素晴らしいもので、私は「達人」という字が頭をよぎりました。
武田惣角師や佐川幸義師のような合気道の達人は年を重ねながら、日々の稽古を通じ新しい気付きを重ねたことにより、合気道の技もりきむことなく自分に触れる者を瞬時に投げ飛ばすことが出来るようになったそうです。
まさに島倉千代子さんも自分におごることなく稽古を続ける「歌の達人」であったと感じました。
島倉千代子さんの人生も波乱万丈な壮絶な人生でありましたが、歌うこと、そして稽古することをどんなときにも忘れずに続けていたそうです。
武田惣角師も佐川幸義師もそうでしたが、「人一倍の鍛錬があってこそ技を習得できるのだ」と言っていましたが、まさに島倉千代子さんにも当てはまることであり、「日々の稽古」がその道の達人を作ったのだとあらためて感じました。
歌の達人、島倉千代子さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
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