極意につながる身体操作法:単独練習

富木合気道の練習法は単独練習と相対練習の二つに大きく分かれており、単独練習は文字通り一人で稽古するもので「運足法」「手刀体操」に代表されます。

この練習は富木師範がその修行体験を経て考案工夫された、合気道修行者のための独習鍛錬法であって、効率良く効果の期待できる優れた練習法です。場所も選ばず、自分一人で十分に取り組めて、安全且つ有効な練習法です。

そして、この基本技能を利かせて相対対人練習に移行するならば、それすなわち手刀合わせとなり、掌底合わせとなり、七本の崩しの表裏となり、ついには合気道の技のすべてへと活用されていきます。つまり、合気道の技術のエッセンスを抽出したシンプルで、かつ有効な身体操作法と言えます。

しかし、取り組みやすい反面、正しい術理を理解しないと、格好やカタチの模倣に終始して仕舞うきらいも往々にあります。それでも汗をかく運動にはなりますが、ただの踊り体操となって、折角の合理的練習法の効果もその素晴らしさも学べないでは大変勿体無い事です。一見簡単で誰にも出来る単独動作ですが、実は極意につながる身体操作法なのです。日々しっかり稽古しましょう!

・「運足法」 

・「手刀体操」

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