第十回記念 国際合気道競技大会レポート
2013年国際合気道フェスティバル・第十回記念 国際合気道競技大会が2013年9月19日(木)から9月23日(月)川崎市立体育館で行われました。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダ、スペイン、タイ、中国、ベルギー、ブラジル、ロシアから約200名の選手が来日し、日本選手を含め約400名が参加して乱取り競技や演武競技などの各種競技が行われました。
日本も含めどこの国の選手もしっかり稽古してきたのか自信に満ち生き生きとした顔をしていたのが印象的だった。日本で開催という事もあって、中学生、高校生の若い方の参加もありましたが、技もとても上手でレベルが高いので驚きました。
・演武競技(男子・女子)
演武は乱取り基本17本は無段の部は徒手で、有段の部は短刀取りで行われ、続いて古流第三の形が行われました。海外の選手の多くは演武の正しい作法を指導されていないと思われる部分があり、世界共通の指導が望まれると感じました。
でも、しっかり稽古されてきたようで技にスピードがありキレがよく、息の合ったすばらしい演武でした。
短刀乱取り基本の形17本をイギリスチーム(BAA)の演武です。(予選)
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日本チーム(凌江會)の女子の演武です。(古流第三の形)
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・乱取り(団体男子・女子、個人男子・女子)
「乱取り競技」は富木謙治師が合気道を柔道のように多くの人に普及するようスポーツ競技としてルールを設定・整理し始めたもので、合気道の試合として唯一、日本合気道協会にあるものです。
乱取りには短刀乱取りと徒手乱取りが有りますが、この国際大会では「短刀乱取り」が行われました。
ルールを簡単に説明しますと、前半・後半それぞれ1分半で計3分で戦います。短刀者は突きと当身技をかけられます。徒手の方はすべての乱取り技を掛けられます。
お互い服をつかんだり、足をかけたりするのは反則で「注意」が与えられてしまいます。
また突きは脇の下から帯までの範囲、それ以外は「注意」を与えられます。
もちろん演武のように簡単には技は決まりませんが、それでも隅落しや逆構え当て、正面当てが決まるとワー!っと大きな歓声が上がり、迫力満点です!
乱取り女子団体の決勝戦:イギリス(BAA) 対 稲門合気道会
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乱取り試合の女子では、背が大きくがっしりした外国人と小柄な日本人との試合はチョット日本は厳しい状況でした。手も足も大きく長い外国人とでは、なかなか間合いを詰めることが難しく、捕まればパワーで投げられてしまいます。せめて身長差を考慮した階級制など考えて欲しい気がしました。
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