当クラブについて

渋谷スポーツ合気道クラブの目的

渋谷スポーツ合気道クラブは合気道を学ぶことにより、こころと身体の健康を促進することを目的としています。

合気道は「形」の稽古を通じて「技」を学び、その技が持っている先人達の心を感じることができます。主に「形」を稽古しますので、年齢・性別に関係なくどなたでもでき、その一人一人の体力や目的に合った稽古が可能です。

この合気道の稽古は、人間として立ったり、歩いだり、座ったりする基本手動作をバランスよく身体を維持する稽古に通じます。

また、普段の日常生活では、あまりやらない後ろへの受身や、前方への回転受け身などは、身体全体のマッサージ的刺激が健康促進に役立つと思っています。

また、稽古の相手をしていただける先輩や先生との「礼」や「技の形」を通じて、心の交流による信頼感や尊敬や感謝の気持ちが、自分の心を育てていくものと確信しています。

 

このように、合気道の稽古を通じて、感謝の気持ちと相手を尊重する気持ち、そして健康的な肉体を作って、いつまでも楽しく健康でいられることを願ってやみません。

 

  



渋谷スポーツ合気道クラブの生い立ち

NPO法人 日本合気道協会の田中茂治先生が、合気道の稽古にみんなが集い健康的に楽しく過ごせるようにと「渋谷スポーツ合気道クラブ」を2004年頃に発足したと聞いております。当初は国際色豊かでフランス人のご夫婦、中国人のご婦人なども日本人とご一緒に合気道の稽古に励んでおりました。

私・岩野は2009年10月に渋谷スポーツ合気道クラブに参加させていただき田中茂治先生のご指導のもと、楽しく稽古をさせていただきました。フランス人のご夫妻、女性弁護士、そして80歳になろうと言う元気な先輩方々に、新人の私は合気道の基本的な「形」を教えていただいておりました。

2010年5月の連休明けのころ、稽古にいらっしゃった田中先生は「この連休に八ヶ岳を登って、少し頑張ったせいか腰が痛いんだよ」とおっしゃり、腰をさすっておられました。山登りがご趣味の一つでありました田中先生は、よく近場の山に登られておりました。

そうこうしている6月初めのころ、田中先生は腰の調子が今一つよくないと言うことで、検査入院され、いろいろと調べましたところ、糖尿病が進んでいると言われ、しばらく検査入院をすることになりました。

しかし、実はすい臓ガンがだいぶ進行していたようでした。自覚症状のほとんどないすい臓ガンは唯一腰の痛みを訴えていたようですが、その腰の痛みが出るころは、相当進行してしまったようで、残念ながら検査入院からわずか1っヶ月の2010年6月28日に他界されました。大変急なことでご家族の方はもちろん、私共合気道関係者も大変に驚き、悲しみました。

一緒にご指導くださっておりました萩原太郎先生(7段)が田中先生の遺志を継いで、渋谷スポーツ合気道クラブの代表を受け継いでくださり、私が事務方などのお手伝いをさせていただき、今日に至っております。 (2012.3.12)



渋谷スポーツ合気道クラブの運営方針

渋谷スポーツ合気道クラブはNPO法人 日本合気道協会の会員で営利を目的にしておりません

道場を借りる費用や昇級・昇段時の帯などの進呈や通信費や日本合気道協会の会費などの、運営に必要な最低限の経費を会員みんなで応分に負担することを基本としており、合気道の好きなものが楽しく稽古ができるように環境を整える最低限の費用で運用するようにしております。

有段者による合気道の指導や当クラブの運営事務処理などは、すべてご厚意による無償ボランティアでやっていただいております。ぜひとも、多くの方が渋谷スポーツ合気道クラブにご参加いただき、合気道の普及にお力をお貸し頂ければ大変にうれしく思います。